各種エキスパートが糖尿病をあらゆる方面から診療します。
【糖尿病と診断されていない方】
糖負荷試験(75g OGTT)を実施し、早期の診断をお勧めします。
【糖尿病と診断されている方】
糖尿病のタイプ・インスリン(血糖を下げるホルモン)の分泌量の結果から、タイプに合った治療法をお勧めします。分泌量がある方は食事・運動の治療だけで薬を使っていない方も多くおられます。薬は飲み薬と注射(インスリン、GLP-1)の治療があり、ほとんどの方は入院せずに外来で治療を始めて管理することが可能です。
経過が良(CSII/SAP)も外来導入・管理可能ですので、導入を検討される方や既にポンプを使用されていて転居などで転医希望の方は、まずお電話でご相談下さい。
合併症は進行するまで症状が出ないため、定期的な評価と十分な治療がとても重要です。神経障害は診察や検査(DPNチェック、CVRR)を行い、痛み・しびれなど症状がある場合は投薬で症状緩和を目指します。また、必要に応じて予防的フットケアも行い状況によって皮膚科にご紹介を検討します。
網膜症は、お近くの眼科で定期的な眼底検査を行って頂き、検査結果は糖尿病眼手帳を用いた医療連携を行い共有いたします。腎症は定期的に検査(微量アルブミン、尿定性)を行い、維持・改善を目指して十分な血糖・血圧・脂質管理および必要な投薬を行います。
自己注射の治療をされている方は、血糖自己測定(SMBG:指先で採血をして血糖を測定する検査)の保険適応があります。SMBGは測定した瞬間の血糖値を知ることができますが、回数に限りがあるため測定していない時間帯や夜間寝ている間の血糖変動を把握すること実際は困難です。
そのような時間帯の値や血糖の変動を把握するために、CGM(24時間連続グルコース測定)を用いることで、より適切な食事・運動・薬物療法の提案をすることが可能になります。ご興味のある方は診察時にお問合せください。
CDEJは日本糖尿病療養指導士認定機構により認定された、一定の基準を満たした糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートです。当院ではCDEJを取得したスタッフが、必要に応じて糖尿病にまつわる相談(治療全般、生活環境、他の病気とのかねあいなど)を伺うことができます。
治療がうまくいっていない方(HbA1cがなかなか下がらない…糖尿病の治療に集中できない事情がある…)や、うまくいっていても治療を継続するに当たりお悩みの方など、お気軽にご相談下さい。
食事療法は糖尿病治療の基本ですが、生活を映す鏡でもあるため運動・薬物療法よりも継続した実践が難しい治療とも言えます。その一方で継続して実践しうまくいくと、薬物療法をそれほど必要としなくなる方も多い一番効果のある治療法でもあることは間違いありません。
様々な方が対象となります。気にしておいた方がよいポイントの伝授など、今までよりも一歩踏み込んだお話をさせて頂きたいと思っています。
脂質異常は動脈硬化を進行させ、心臓病や脳梗塞を引き起こします。特に男性の方が進行します。日常診療ではいわゆる悪玉であるLDLコレステロール、善玉のHDLコレステロール、そして中性脂肪を採血で調べます。異常がある場合は動脈硬化の検査(脈波)や心電図などを行います。
家族性高コレステロール血症が疑わしい場合は、アキレス腱レントゲンなどで検査します。治療は食事・運動・薬物療法になります。
高血圧はそれだけで動脈硬化を進行させ、心臓病や脳梗塞を引き起こします。糖尿病を合併していると早く進行します。目標は2025年のガイドライン改訂で高齢の方も含めて130/80未満を目指すべきとされています。初めて指摘された場合にはホルモン(内分泌性)を除外するために採血を行い、動脈硬化の検査(脈波)も行います。
できれば家での血圧測定を強くお勧めします。治療は食事(塩分摂取のコントロールふくめ)・運動・薬物療法になります。
糖尿病と同じく遺伝要素と生活要素が関わり、その方の過体重がどちらの要素がどのくらい関わっているのか、現代医学では知ることができません。過体重に他11疾患(※)のうち1疾患でも合併がある場合、肥満ではなく肥満症という病気という定義になります。
保険適応で肥満症を治療する場合、肥満外来を受診する必要がありますが、当院には設置がなく(厚生労働省の厳しい規定があります)大学病院のような医療機関にしかありませんので、通院しやすい医療機関をご紹介いたします。
耐糖能障害(2型糖尿病など)、脂質異常症、高血圧症、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞・一過性脳虚血発作、非アルコール性脂肪性肝疾患、月経異常・女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、運動器疾患(変形性関節症など)、肥満関連腎臓病
日本人は遺伝的に尿中への尿酸排泄が弱い方が多い民族のため、お酒を一滴も飲まないのに痛風を起こす方もいます。初めての痛風発作(痛風関節炎)がある場合は、まず消炎鎮痛を第一優先とします。
炎症が改善してから尿酸を下げる薬物療法を行います(既に治療中の方は元々の薬を飲みながら行います)。食事(飲酒量のコントロールふくめ)・運動療法もあわせて重要です。
甲状腺の病気は(1)ホルモンの異常(出すぎ(機能亢進症)、もしくは出なさすぎ(機能低下症))か、その異常の背景に病気があるのか(バセドウ病、橋本病など)、(2)できもの(腫瘍)があるのか、あるなら良性か悪性(がん)か、に分かれます。当院ではホルモンや自己抗体の採血、甲状腺エコーが実施可能です。
(1)は内服薬でコントロールできる方は当院で診療可能ですが、難しい方は専門病院をご紹介いたします。(2)は申し訳ありませんが、良性悪性の判別や甲状腺がんのフォローを当院で行うことはできません。
典型的な症状はいびき、熟眠感がない、夜中にトイレに起きる、日中の眠気が強いなどになります。元々日本人はあごが小さく無呼吸になりやすいと言われており、過体重がある方はさらになりやすく、心臓病、脳梗塞などのリスクが高くなります。
当院では外来で、簡易および精密検査の実施が可能で(自宅に検査機器が届き1晩つけて送り返すと検査結果が当院に届きます)、診断された場合はCPAPと呼ばれる無呼吸を感知して空気を送る装置の貸し出しを行うことが可能です。
糖尿病の隠れた合併症と言われておりますが、我々医師にも相談しづらい内容かと思います。糖尿病を長くわずらうと、動脈硬化と神経障害でEDを発症することが多くなります。
投薬による治療を希望される方は、EDに該当するかの判定および心電図を実施し、投薬が可能か判断します。
喫煙は百害あって一理なし、とされていますが、ニコチンは依存性が高くいわゆるニコチン依存症という状況に陥ると自力で禁煙できない方もおられます。
保険適応の基準に該当し、すぐに禁煙を希望される方のうち、12週間で5回の来院プログラムに参加可能な方が対象になります。